TOEICのコツ

TOEIC Part1とPart2を完全攻略するコツ【935点が徹底解説】

toeic part1 part2 コツ

TOEICで高得点を取りたい。Part1とPart2のコツはないかな?

TOEIC Part1とPart2は全パートで一番簡単ですが、何も準備をしないとミスが重なりスコアが伸び悩みます。

Part1とPart2でミスを最低限に抑えるには、コツを知っておくことが重要。

この記事では、TOEIC Part1とPart2のコツを徹底解説していきます。ぼくが935点を取得したときに意識したことなので、参考にしてくださいね。

ポイント

TOEIC Part1とPart2のコツがわかり、無駄な失点を回避できる。

この記事の信頼性

TOEIC Part1とPart2全体のコツ

TOEIC Part1とPart2は次のような問題です。

Part1Part2
問題形式写真描写応答問題
概要写真について4つの短い文章が読まれ、正しいものを選ぶ1つの問いかけに対して、3つの回答が読まれ、正しいものを選ぶ
問題数6問25問

TOEIC Part1とPart2全体で意識したいコツは2つあります。

  • Directionは聞かない
  • 鉛筆をマークシートに置きながら聞く

Directionは聞かない

Directionは聞かずに問題に目を通しましょう。

Part1のDirectionが流れている間

Part1の写真すべてに目を通す。余裕があれば、Part3とPart4の図表問題と設問に軽く目を通す

Part2のDirectionが流れている間

Part3 最初の3つの選択肢に目を通す。再度Part3とPart4の図表問題と設問に軽く目を通す

Part3とPart4の図表問題(以下サンプル)に一度目を通すことで、後で余裕をもって問題に臨めます。

参照:IIBC

「なんだそんなことなの?」と思われるかもしれませんが、細かいことの積み重ねがスコアに影響していきます。

注意ポイント

リスニングのDirectionが流れている間にリーディングパートを解くのは禁止されています。

鉛筆をマークシートに置きながら聞く

選択肢が読まれている間は、正解かもと思うところに鉛筆を置きましょう。

例えば、(A)が読まれたあと、(A)っぽいけど自信がない場合

(A)に鉛筆を置いておき、(B)が読まれている間もそのままにしておく。
→ (B)の方が正解に近そうなら鉛筆を(B)に移動
→ (C)が読まれた後、(B)が正解に近そうなら鉛筆を(B)から動かさない。
→ 最後(D)が読まれた段階で正解と思う方を塗る

以下の動画にて詳しく解説しています。

TOEIC Part1のコツ2つ

TOEIC Part1は、写真について4つの音声が流れ正解を選ぶ問題。例題を解いてみたい方はTOEIC公式サイトをご参照ください。

TOEICで一番簡単なパートですが、900点以上の人でも注意しないと失点してしまいます。Part1で意識したいことは以下の2つ。

  • 写真を細部までチェック
  • being/beenに注意

それぞれ解説していきます。

写真を細部までチェック

英文が読まれる前に写真をしっかり見ておくことが大事です。例えば以下の写真の場合、ぼくは次のように考えて写真を見ています。

参照:IIBC

・おじさんがスコップを使っている
・土を台車に移してるところ
・土が山のように盛られている

ゆうや
写真のどこが出題されるか分かりません。細かい箇所までチェックしていきましょう。

being/beenに注意

beingとbeenはPart1頻出なので、しっかり理解しておきましょう。

・be動詞+being+過去分詞→「〜されている最中だ」→ 動作が現在進行中

・have(has)+been+過去完了→「〜された状態」→ 状況や動作が完了している

例えば下記の写真の場合。

(A) The lunch is being served to guests.
(B) Some items have been placed on a table.
(C) A drink has been spilled from a cup.
(D) A bag is being filled with food and drink.

正解は(B) Some items have been placed on a table.(いくつかの品物が机に置かれている)→ 机に品物が置かれている状態なので正解

解説

(A) The lunch is being served to guests.(昼食はゲストに出されている)

→昼食が出されている最中の写真ではないので不正解。

(C) A drink has been spilled from a cup.(コップから飲み物がこぼれた)

→飲み物はこぼれてないから不正解。

(D) A bag is being filled with food and drink.(バッグに食べ物や飲み物を入れているところです)

→バッグに食べ物や飲み物を入れている最中の写真じゃないので不正解。

beenとbeingの発音に注意

beenとbeingの発音を間違って覚えてしまってる方が多いので、おさらいしておきましょう。

・being

◯ビーン
✖️ビーング

「発音記号:bíːɪŋ」

※ g(グ)は飲み込み音なので、発音されません。

・been

◯ビン/ベン
✖️ビーン

「発音記号:bɪn」

beingとbeenの使い分けはPart1でよく出ます。この機会にマスターしておきましょう。

TOEIC Part2のコツ6つ

TOEIC Part2は一つの問いかけに対して、最も適切な応答を選ぶ問題。例題を解いてみたい方はTOEIC公式サイトを参照ください。

TOEIC Part2で意識したいコツは6つあります。

  1. 疑問詞に全集中
  2. 自分に話しかけてると思いながら聞く
  3. 否定疑問文に注意
  4. 不可疑問文に注意
  5. 似たような発音の回答は除外
  6. ずらし問題に注意

それぞれ解説していきます。ここからの内容は、動画でも詳しく解説しています。

コツ1:疑問詞に全集中

Part2では疑問詞に全集中することが超重要。

疑問詞を聞き逃すと正解できないから。逆にいうと疑問詞だけ聞き取れれば正解できることも多いです。

ちなみに、疑問詞とは5W1H(who, where, which, when, why, how)のことで、パート2では疑問詞の問題がよく出ます。

Where should we hold next month's conference?

(A) Let's try the new convention center.
(B) It starts at 10:00.
(C) It was held near the airport.

どこで、来月の会議を開きましょうか。

(A) 新しいコンベンションセンターを試しましょう。
(B) 10時に始まります。
(C) 空港の近くで催されました。

正解は(A)

ポイント

Where(どこ)が聞き取れれば、場所について話している(A)か(C)に絞れます。過去形の(C)はおかしいので正解は(A)。

where, where, whereと何度も頭の中でつぶやくと忘れにくいです。パート2は疑問詞が聞き取れないと正解できないので、疑問詞に全神経を集中して聞くことが超重要!

コツ2:自分に話しかけられてると思いながら聞く

自分に話しかけられていると思いながら聞くと英文の内容が頭に入りやすいです。

選択肢(A)〜(C)が読み上げられているとき「その答えはないやろ!」とツッコミを入れやすくなります。

例えば、以下のようにツッコミを入れていきます。

問いかけ:Would you like me to close the door?

選択肢

(A) OK. I'll try one of those. →よーわからん答えやな。
(B) Yes. Could you?→これっぽいな。一応(C)も聞いてみよ。
(C) I think it closes at 10:00.→これは違うでしょ

ドアを閉めましょうか。

(A) いいですよ。あれらのうちひとつを試してみます。
(B) ええ。お願いできますか。
(C) 10時に閉まると思います。

正解は(B)

自分に話しかけられていると思って聞くと、話の内容が頭に入りやすく正解も導きやすくなります。

コツ3:否定疑問文に注意

パート2では否定疑問文がよく出てきます。パニックになりそうですが簡単に理解する方法を解説します。

否定疑問文とは「Don't you〜?」「Aren't you〜?」「Haven't you〜?」などのようなやつです。パート2では以下のような感じで出題されます。

Haven't you heard back from the manager?
(マネージャーから返事はもらっていないのですか?)

(A) The back of the room.(部屋の奥です)
(B) No, not yet.(まだもらっていません)
(C) Can I see a menu?(メニュー見せてもらえませんか)

正解は(B)

否定疑問文は普通の疑問文と思えば簡単です。普通の疑問文にしても意味が同じだからです。

Haven't you heard back from the manager?

Have you heard back from the manager?

答えがプラスならYes、マイナスならNoと考えるとスッキリ理解できます。

Haven't you heard back from the manager?
(マネージャーから返事はもらっていないのですか?)

プラス(返事をもらった)→Yes
マイナス(返事をもらってない)→No

ゆうや
シンプルに考えれば否定疑問文は簡単です!

コツ4:不可疑問文に注意

不可疑問文は「〜ですよね?」と相手に確認したり念押しするときに、文末に「〜, don't you?」「〜, do you?」のように表すもの。

簡単に理解するコツは、不可疑問文は無視すること。以下の例題で解説していきます。

Nancy handles the payroll, does she?
(ナンシーが給料の支払いを担当しているのですよね?)

(A) That's right.(その通り)
(B) Yes, everything's discounted this week.(はい、今週は全てのものが割引です)
(C) Congratulations on the promotion.(昇進おめでとう)

正解は(A)

不可疑問文の箇所を無視して、普通の疑問文だと理解すると簡単です。

Nancy handles the payroll, does she?

Nancy handles the payroll?

答えがプラスならYes、マイナスならNoと答えます。

Nancy handles the payroll, does she?
(ナンシーが給料の支払いを担当しているのですよね?)

プラス(担当している)→Yes
マイナス(担当していない)→No

コツ5:似たような発音の回答は除外

問いかけの英文と似た発音の単語が選択肢に含まれる場合は、ヒッカケ問題の可能性が高いです。

Where's the new fax machine?(新しいファックス機はどこですか)

(A) Next to the water fountain.(水飲み器の横です)
(B) I'll send the fax tomorrow(明日ファックスします)
(C) By Wednesday.(水曜日までに)

正解は(A)

問いかけと同じ発音を含む選択肢は間違いの可能性が高いです。上記の例では(B)は問いかけの「fax」と同じ発音がありヒッカケ問題です。

別の例を見てみましょう。

Can you tell me how to use the coffee machine?(このコーヒーメーカーの使い方教えてくれる)

(A) The copier is broken.(このコピー機は壊れています)
(B) It’s large store.(これは大きいお店です)
(C) Sure, I’d be happy to.(もちろん、いいですよ)

正解は(C)

選択肢(A)には問いかけと同じような発音が含まれておりヒッカケです。

問いかけ「coffee」→選択肢(A)「copier」

以下はヒッカケでよく出題されまずので要チェックです。

reserve(値する)ー reserve(予約する)
car(車) - cart(カート)
coffee(コーヒー) - copy(コピーする)
train(電車) - rain(雨)
scale(秤) - sale(セール)
pile(積む) - file(ファイル)
track(跡) - truck(トラック)
move(動く) - remove(取り除く)
floor(床) - flower(花)
hold(持つ) - fold(畳む)
work(働く)- walk(歩く)
form(用紙) - foam(泡)
hear(聞く) - here(ここ)
take(取る) - talk(話す)
ride(乗る) - write(書く)

コツ6:ずらし問題に注意

問いかけに対して、視点をズラした回答が正解になることがあります。

Why are there so many cars on the road?(なぜ道にあんな車多いの?)

(A)I don't know.(わかりません)
(B)The mechanic is nearby.(修理屋はそばにいる)
(C)The driver likes the color.(運転手は色が好き)

正解は(A)

Whyと聞かれてるからBecauseだと予想していると、正解がわからなくなります。

上記の例のように、「なぜ?」と聞かれて「わかりません」という回答もあるということを知っておきましょう。

とはいえ、難しく考える必要はなくて、自分に問いかけられていると思いながら聞くと、正解がわかるはずです。

まとめ

この記事では以下を解説しました。

TOEIC Part1とPart2全体のコツ

■Directionは聞かない

Part1のDirectionが流れている間
・Part1の写真すべてに目を通す
・余裕があれば、Part3とPart4の図表問題と設問に目を通す

Part2のDirectionが流れている間
・Part3の最初の3つの選択肢に目を通す
・再度Part3とPart4の図表問題と設問に目を通す

■TOEIC Part1のコツ2つ

・being/beenに注意
・鉛筆をマークシートに置きながら聞く

■TOEIC Part2のコツ7つ

  1. 疑問詞に全集中
  2. 自分に話しかけてると思いながら聞く
  3. 否定疑問文に注意
  4. 不可疑問文に注意
  5. 似たような発音の回答は除外
  6. ずらし問題に注意

コツを知っていると無駄な失点が防げるので、本番試験までにしっかり抑えてくださいね。以下の記事で、Part3と4のコツも解説していますので要チェックです!

» TOEIC Part3・4で高得点を取るコツを935点が徹底解説!

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